>>176
[補足]
最適化には高レベルから低レベルまでさまざまな層で行なわれる。
高レベルで複雑な多くのマシン語が生成されても、後段の低レベルで集成されて短い
コードになる。
&& や || は、シーケンスポイントがあり A && B は A が偽ならば B を評価しないし、
A || B は、A が真なら B を評価しないので、マシン語レベルで条件 jump 命令が
生成されることが有るが、&& や || は、「高レベル」でも最適化する方法が
知られているので、このような場合、条件 jump 命令が生成されない。
また、仮に高レベルでは条件 jump 命令が生成されてしまった場合でも、
低レベルで最適化する際に、必ず真になったり必ず偽になるような条件 jump は、
無条件jumpになったり、削除されたりする。
そして、直後の命令への無条件 jump は、削除される。
二段階の無条件 jump は一段階の jump に修正される。
このような最適化を何度も何度も繰り返すので、結果的に同じことをするコードは、
同じコードになることが多い。