オブジェクト指向は部分的には成功してるんだと思う
よくあるコンテナ類のクラスライブラリとか使いやすいでしょ?
別になんにも文句ないでしょ?
OOPを定義するお題目、カプセル化がどうのとかも、
非常によくマッチして効果を発揮してくれてると思う。

だけどそっから先が盲点。
OOPのコンセプト自体はいいのかもしれん。
OOPで作ったクラスライブラリも、良いのがあるのかもしれん。

でも、クラス設計が難しい。
クラスライブラリの設計が難しい。
OOPを使ってさあ自前の何かを作ろうとしたら難しい。
間違う。間違いをさらなる間違いで補う。
糞の山を糞でラッピングする。

自分でクラスや、関連する一連のクラス群をつくるとき、
そこに最大の困難があり、さらにそれは自覚されない。
プログラマの共通認識とすらされていない。
OOPやOOPLについては語れど、クラス設計の困難さには意識が行かない。
またはその困難さを解決する認識も知識も文化もなにもかもが不足している。
クラス設計の難しさに対して誰もが、とたんに無力に、無自覚になる。
ここにOOPの恐ろしさがある。