「猪苗代新幹線」ってアナタ、ここは鉄道板でっせ!極々少数派の板違い(w。自前の発電所を2箇所持ってるJR東以外は全部買電で無関係。同様な電力新幹線が他にもあるはず。
 送配電で正副複数給電になってるのは、末端配電系統では少なくて、鉄道主要線の信号が6600V
高圧三相正副2回線、大都市部で高圧配電線(6600V)が「ループ」と呼ぶ構成になっていて、
断路器で多数に区分されて、事故停電で一旦全部の断路器を断にして、リモートで順次通電。
事故箇所に通電すると再び落ちるので事故区間を特定、ループの両側から順次通電復旧して、
事故区間だけ切り離し停電のまま修理する様な工夫で総停電時間短縮を図っていた。ダンプが連日電柱を折ってた時代。
先日の台風で長期に復旧できなかったとこは田舎でループ構造じゃなかった(ループとしての操作をしなかった)とこ。
 昔の国営の無線送信所:検見川無線送信所は複数の変電所から高圧線を引き込んでいた。
自家発電設備がありそうなモノだが、東電の3300V回線×2(検見川変電所&?園生変電所?)だった。

首都圏だと超高圧・特高送電網が3重に取り囲んでいて、猪苗代水力時代154kV、湾岸火力時代275kV、
原発時代550kV、と配分回避網があって、事故箇所を回避しての送電が可能なので、仮復旧が非常に早い。
風で鉄塔が吹き倒されても仮復旧が早かったのはそのため。そこから中間変電所、
第3次変電所(配電変電所)を介して高圧配電線→柱上変圧器→各家庭・需要家へ送られる。
 鉄道在来線は第3次変電所(主に66kV受電)扱い。新幹線がその上流・中間変電所の275kV受電が主。
大電力消費の工場は三相2回線の特別高圧66kV受電が多くて、特に半導体工場などがそうだが、
確かに1回線もあった。習志野工業団地内の日立精機とか、新日鐵住金、日本軽金属など。鉄道総研も。
電力会社で特別高圧送電線が1回線のとこは、おそらく別ルートの代替線網があるか、切り離し可のとこだろう。
正副2回線あれば切り替えれば復旧なんで速いはず。江戸川クレーン船275kV地絡事故は、
一瞬で船が離れて復旧したため、最初は事故の場所が判らなくて、次いで停電負荷が大きすぎて回復に手間取って様だ。