EV7 の IP バス(プロセッサを東西南北でダイレクトに接続するバス) の資料を HP の HP
で見たんだけど、第一印象はすごい!って感じだったけど、じっさいユーザにはどんな
利点があるんだろ? IP バスのほかにメモリと I/O のバスもあるけどこっちには固定
サイズのメモリと特定の I/O スロットがつながるってこと?で、よそのプロセッサの
メモリ、I/O カードにアクセスするときは IP バスで読み出すってこと? IP バス経由で
アクセスするとき、経路のプロセッサの動作にはどの程度影響あるの?データを流す
だけなら別回路でできるかも知れないけど、メモリや、I/O アクセスは重なったら待た
されるってこと?これでスイッチ構成の場合にどんな利点があるの?

ccNuma ってハードだけではだめで、OS 側がメモリを使う側にどうやってローカリティを
保障するかで最終的なパフォーマンスが決まると思うんだけど、OS はどう対応してるの?
スケジューラはメモリのローカリティを意識したスケジューリングをしてくれるの?
アプリケーションに何か特殊な命令を加えないといけないの?どんなパターンで
速くなるの?遅くなるケースはないの?

といっぱい疑問が出てきた。ハイパフォーマンスの伝統とか驚愕の何とかとか、意味の
ない枕詞がいっぱいの説得力に欠ける資料しかない。Alpha の開発の人たちは
がんばったのかもしれないけど、マーケティングがおめでたいと台無しだなって
感じ。 パソコン会社の限界か... そうか、だからなくなるのか !! 報われない Alpha の
開発陣に合掌。

つぼにはまったときだけ速ければいいという割り切った設計で高クロックを誇った初期の
Alpha だけど、いまぶつかってる壁は他の RISC プロセッサと同じ。生き残れるとすれば
その壁以外でパフォーマンスを稼ぐ独自の技術かなということで IP バスも気には
なる。それが DEC/Alpha の残党のあの技術はよかったのにな〜という昔話の種に
しかならないとしたら悲しい。時がたてば VLIW への移行は必定。

Alpha に詳しい人、なんか言うことない?