UNIX版のヒロシです。
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長井秀和があるなら、ヒロシもどうでしょう。
コメントはすべて「ヒロシです・・・」ではじめましょう。 Jaap Bakema(ジョセフorジェイコブ・バーケマ?、オランダ建築家) 摩天楼オペラ(メタルバンド) オレん家の風呂事情(OP詐欺) フョードル・ソログープ(Fyodor Sologub、小説家・詩人) 幻想的・たん美的 Robert Wadlow(Gianism: 巨人症) 石津謙介(ファッションデザイナー) 天からの企画書 イグナシオ・アロノビッチ(ブラジル人フォトグラファー) マックス・ヘップワース=ポーベイ(英国人イケメンブロガーでサーファー) イーストウッドの作風
・恐怖や哀感にピントを合わせる
・画面を極端に暗く設定し、人物を強調する
・同じことを繰り返さず、自身の成長に繋げる エディ・“スクラップ・アイアン”・デュプリス ミリオンダラー・ベイビー Jim Herbert porn painting グエン・ヴァン・リン(ベトナムのゴルバチョフ) ドイモイ ジェイソン・アルディーン(カントリー歌手、臆病者?) Brendan Behan(Irish author, 1923-64) Dimitri Tiomkin(作曲家、ロシア生まれ)
Helen Hunt Jackson(作家) Ramona(インディアンの苦境を描いた小説)
Donald E. Westlake(ミステリー作家、1933-)=Tucker Coe Dortmunder(作中の泥棒) バーバラ・アロースミス・ヤング 認知的トレーニング レイ・カーツワイル(フューチャリスト) 朗読機 シンギュラリティー 水野昌雄(共産主義者)
夜の霧
あこがれるばかりの暮しなんてしょうがない
のに朝の光に諸手をかざす
素直には愛し得ぬ己れに苦しみながら結びつ
つ居り赤きネクタイ
開閉橋過ぎれば白き埋立地風吹くときは潮の
香がする
鉄骨のつられゆくさま美しく打撃音つづく工事の五階
就職の決まった友達が羨ましいだなんて余り
にも日本は不幸せすぎる
一人の道を生きねばならぬ吾かとも夜霧に濡
れて歩み思えり 野火のけむり
休みなき喚声に似て北の風過ぎゆけば遠く野
の果ての木々
さえぎるものなにも無きまで枯れし野に降り
立ちてまた去りゆきし鷺(さぎ)
安住し生きられる性にもあらざるに心魅かれ
て見る遠き野火
この町にもサーカスは来て雨のなか夜ふけま
で鳴るクラリネットよ 花十首
春闘の電話つぎつぎかかる午後風吹けば窓の
花散りながら
花びらの流れるなかに眼とじれば脆き部分の
吾れがまだある
戦いに駆り立てられし花としてつきつめれば
今も憎しみとなる
花びらの頬に触れれば忘れいしものはやさし
くよみがえるまで
狭き間借の露地より出れば花咲きて限りなく
野の道美しき
ささやかなひと日のための奢りとしわずかの
酒の花の咲く下
花咲きて散ればメーデーまで幾日妻よ子よ
「いざ闘わんいざ」を覚えよ
花の季節・闘志新たに湧き起これキューバよラ
オスよ春闘もまた
疲れ易き虜をさびしむ肩いだくかの日の如く
花の散る野に
つかの間の花の盛りと思わねど過ぎゆきし日
を恋おしむか妻 ↑「風の季節」収録
わかれ アイヒェンドルフ
恋びとは甘やかにうっとりとした
目をとじて やわらかに吐息をもらす
私はやさしいこの娘(こ)に寄りそいながら そうっと窺う
みだれた髪はなでるように額やほおにかかっている ああ! 快楽は去り 月も星も消えてしまった
窓にはもう朝かぜが吹きつけている
まだうとうとと愛らしくからみつかせた両の腕を
私は自分のうなじからしずかに離す ああ あまやかな光をたたえた目をひらきたもうな!
せめていま一度口づけをーーそれから私は
そなたを離れ ひっそりした邸(やしき)を抜けておりてゆこう
さむざむとした朝の触手がきびしくからだをとらえる
そとの世界はなんと澄んでつめたく明るいことだろうーー
私はふかくふるえながらなつかしい敷居を去って出てゆく エルドラード
渓谷をつらね
小鳥の声と花のかおりに満ちた
すばらしい場所だ
ぼくらはそこでよく遊んだ
雑草が広くはびこって
その世界がかき乱されてからは
ぼくらは道に迷い
もはや家路がわからなくなっている けれども ときどき夢に現れる
まるで遠い海のなかにあるかのように
朝まだきには そよぐ木立ちから
あいさつのような声が聞こえてくる その声がかき消えると
私はあとを追って野をわたり
高い絶壁のうえまで
のぼりつめていた
私の胸は晴れやかになった
あらゆる苦しみは遠のき
かなた朝焼けの空に
世界は沈んでしまったかのよう 風が髪にたわむれる
そのとき はるか下で光るものが見える
私はおどろいた
それは昔の孤独だった
しらじら明けの朝ごとに
花の海のなかへ出かけよう
しあわせな私は もう永久に
そこから帰らなくなるまで 無言歌 ダウスン
深い菫色(すみれいろ)の空気の中、
そよと動く一枚の葉もなく、
聞こえる音とては、ただ
遠く、稀に
甲高い鳥の啼き声 ほの暗い森の奥処(おくが)は、
馨(かぐわ)しい松の香りは、
彼女の到来を祈る
香なのか、聖所なのか? 私は一人
離れて、しるしを待つ。
不意の沈黙が語ったことを
彼女は聞きつけ、
すみやかに、私のために
緑の草の褥(しとね)を捨てるだろう。
聞きつけて、目覚めるだろう! 彼女は聞きつけ、やって来るだろう。
深い安息の場所から、
鳩の目をして、鳩の
胸をして、私のもとへ。
松の木は頭(こうべ)を垂れて。
私はしるしを待つ。
木の葉が揺れるのを、
流れ込む日射しに
高い梢が洗われるのを、
この世界が救われるのを!
深い菫色の空気の中、
そよと動く一枚の葉もなく、
聞こえる音は、ただ
遠く、稀に
甲高い鳥の啼き声。 ブルターニュの墓地にて
ここに安らけく眠るのは、
荒れ狂う大西洋の上に、
不安な日々を過ごした漁師たち。
長く渦巻く波の下には、
こんなにも静かな墓を
見出ださなかった人々。 そして安らけく眠るのは、
市の立つ日から日まで、
人生を数え暮らした農夫たち、
熱心に辛抱強く
古く悲しいロザリオを
つまぐるごとく。
そして今、宵闇は下り、
嵐に揉まれ、彼方此方へ逐(お)われた
私を、哀れな疲れ果てた亡霊を、
この静かな牧場が呼ぶ。
なつかしい人々が青ざめた手で、
私を招くーーかれらの国へ。 交換
僕が持って来たのはこれだけ。
少しだけ、それは知っている。
出来の悪いささやかな詩と、
君の雪の肌にふさわしい薔薇。
僕が持って来たのはこれだけ。 僕が欲しかったのは少しだけ。
思いやりをこめた言葉と、
門の外にたたずむ僕を
一目見やり、気にとめてくれること。
僕が欲しかったのはそれだけ。 それだけ→少しだけ
僕がもらったのは少しだけ。
たぶん、君が持っていた全て。
地面に散った枯葉と共に
僕は悪魔の踊りをおどる。
僕がもらったのはこれだけさ。 ディオン・フサメー(メルボルンのグリルシェフ、肉選びが得意) タスマニアペッパー ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています