>>206
素人扱いするな、そんなことは知っている、って逆切れするような人じゃないことを祈りながら書く。

tcp wrapperも PAM もsshdに内蔵されているものではない。別個に開発されたライブラリをsshdが利用している。
機能に重複があるのは、そのせい。ユーザー(サーバ管理者)が利用するものを選んで設定する。

hosts.allow、denyを使う場合と、access.confを使う場合だが、動作の違いはある。
PAMはユーザーを認証するもの、tcp wrapperはコネクションを制限するもの。
なのでtcp wrapperはコネクションの最初で効く。PAMの認証は、その後で行われる。
これはsshdに限らない話。
tsharkなどを使ってモニターすると、接続が拒否されるタイミングがわかる。

sshd(openssh)の場合はPAM以外にもユーザー認証があり(ChallengeResponseAuthentication、PasswordAuthentication、PubkeyAuthenticationなど)
そっちで認証が通ればPAMで認証されなくてもログインできる。
これはSSH始めました、の頃によくやる失敗なので、要注意。

設定ファイルの仕組みの話になるが
hosts.deny、allowにsshd:xxx と書けば、これはsshd限定だが
access.confはsshd以外も参照している可能性がある点も注意が必要。