要するにelispをロードしたメモリの状態を丸ごと保存(dump)して、起動時にelispの
ロードと初期化処理で遅くなるのを、メモリ状態を復元する事で高速化しようとする事だが
Linux版Emacsはmallocの内部状態を取得するglibcの独自機能を使っていた
内部状態を取得してそれをそのままセットすれば容易に同じ状態に出来るから
要するに楽をしていたと言う事だ(メモリの中身は別途自分で保存する必要はある)

ただ少しプログラムが分かる人なら、mallocの呼び出しにラッパーを被せて
引数で渡されたサイズとmallocの戻り値であるアドレスをハッシュテーブルなどに
保存してfreeされた時に消すという事をやれば、mallocの内部状態を全く同じものを
再現出来る事は分かるはず
これだと処理時間とメモリの両方mallocの内部状態と重複するので完全に無駄には
なるけど、こんな事も分からずに終わると言ってしまった事に問題がある

続く