ベンゾ離脱を抑えるには、ベンゾか酒になる(交叉耐性に因る)が、
ベンゾの身体的離脱症状にはプロプラノロール(βブロッカー)を対症療法的に用いる場合もある。但し緊急時のみ。
アルコール依存者の身体的禁断症状には、コントール等の弱くて比較的長期間型のベンゾを使う事がある。但し漫然と投与しない。
ベンゾ耐性が付いている場合:交叉耐性がある為、アルコール耐性も獲得する。断薬時に、
▶酒に移行した場合、リスクは、
神経炎,ペラグラ,視神経萎縮,脂肪肝〜肝硬変,食欲不振,胃腸炎,下痢,皮膚血管拡張による酒やけ(鼻や頬に特有の赤さ:VB群欠乏が原因)

更にアルコールが血中に残っていなくとも、組織脱水に因る電解質平衡異常,脳内グルタミン酸減少,低血糖,アシドーシス,代謝産物アセトン等ケトン体増加やアルデヒド残存(以上二日酔いの原因)〜ウェルニッケ脳症,コルサコフ症,酒客譫妄・社会適合性喪失。
ベンゾ眠剤の代わりに寝酒を毎日長期間飲む事は非常に危険。

▶ベンゾを続けた場合:長期間服用で常用量依存,精神的・身体的離脱症状が起きる。症状の強さは、量や作用強度,服薬期間に…言い変えれば、獲得耐性の強さにほぼ比例する。
故に、服用量を増やさず、なるだけ短期間に留める・服用頻度も漸減させる事が重要:量を増やしさえしなければ、耐性に対し相対的実質的な漸減(血中濃度減少)になる。
耐性は短時間型程、作用強度強く長期間或いは服用頻度が頻繁で長期間服用する程付き易い。離脱症状も同じ。

▶酒の場合、体質にも因るが、耐性が出来てアルコール血中濃度が下がっても、代謝産物等による上記リスクがある。多めの休肝日が必要。アルコールの方が耐性も付き易い。アルコールの身体的離脱症状にはベンゾを使う場合もある
たまに飲酒する程度なら問題ない(断酒者除く)ベンゾと同時摂取はタチが悪い。
長文申し訳ないが、真面目に書きました。