>>659 理由

統合失調症患者が「思考」と「外部の音」を区別できなくなる原因が明らかに
2024.10.10 07:00:44 THURSDAY
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/163195
前略
>そのような幻聴には、「お前には生きている価値がない」「死ね」などと自分を否定する声が含まれます。
>>また、「今、○○の建物に入った」「交差点を歩いている」などと、誰かが自分を監視しているかのような声が聞こえてくることもあります。
中略
>>患者たちの幻聴は、彼らの脳が「自分の考え」と「外から聞こえてくる声」を区別できない
中略
>>機能とは、「遠心性コピー(efference copy)」や「随伴発射(corollary discharge)」です
中略
>>耳に入ってくる音を、「どこからともなく聞こえてきた声」ではなく、「自分が発した言葉」だと正しく認識できます。
中略
>>「自分が発する声だから強く反応しないでね」という信号を聴覚システムに送る機能であり、これによって自分の声を外部の声だと感じさせないようにします。
>>1つ側面として、この機能は、自分の声が外部の音よりもうるさく感じないようにもしています。
中略
>>新しい研究では、統合失調症患者ではこれらが正しく機能していない
中略
>>幻聴の背後にあるメカニズムを調べるため、幻聴のない統合失調症患者20人と幻聴のある統合失調症患者20人が集められ、健常者と比較されました。
中略
>>幻聴の原因が自分の言葉を予測・認識する機能である「遠心性コピー(efference copy)」「随伴発射(corollary discharge)」の不具合にある
中略
>>統合失調症患者である2つのグループでは、幻聴の有無に関わらず、「自分の声を抑制する機能」が低下
中略
>>「幻聴あり」グループだけが、脳内に残る「命令のコピー」にノイズが入り、必要以上に強調されてしまう
>>「健常者」グループや「幻聴なし」グループでは、このコピーは発声の直前で強化され、自分の声を適切に予測するための役割を果たします。
>>しかし、「幻聴あり」グループでは、特定の声を発しようとしていない時でもこの機能が過剰に活性化しており、脳内で無秩序な「雑音」が発生していました。