「確かにTPM 2.0とセキュアブートは必須になった」とウッドマン氏はいう。
「品質・性能・セキュリティーをお約束するために本当に必要なものとのバランスを常に考えています。
TPM 2.0は、実際には2016年からWindows 10の一部として搭載が義務付けられています(中国では2018年から)。この機能の存在は、セキュリティーを確実に高めます」(ウッドマン氏)
マルウェアの被害は拡大しており、近年はデータを人質にとる「ランサムウェア」が増えた。そこに対抗するには、PCのセキュリティー自体を確保する要素を増やす必要がある。
マイクロソフトが「必須化」したこともあり、「過去4年間に発売されたPCの多くはTPM 2.0がオンで出荷されている」とウッドマン氏は言う。そうした現状を踏まえての条件変更だ。
ただ現状は、TPMチップがPCに搭載されていても「オフのまま」使われている機種も多い。出荷時からオフだと気づかない人が多いだろう。
そうした点は「チェックツールを介して十分な情報を確認できるようにする」(ウッドマン氏)とのことだ。
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