・・・何だよ、終わりか。つまんねーな。
パソコンの前に座っていたヒロシは呟いた。

そして、「さてと」と言いながら立ち上がり旅行カバンの中身を詰め始めた。
明日からはサークルのメンバーとキャンプだ。
「楽しくなればいいなぁ」とヒロシはキャンプでの生活を想像してみる。

それが彼の人生最後の旅になるなどとは、創造すらできないヒロシだった・・・(以下略)