夏休みを利用して僕は旅にでることにした。
できるだけひと気の少ない大自然の中で生活してみたいと思い、
四国の森で生活することに決めた。

四国の森のキャンプ生活。
その3日目の出来事だった。
夜はとても暗く、あたり一面闇に覆われている。
と、そこへ聴いた事も無いような獣の奇声が聞こえた。
僕は恐る恐る外へ出てみると、そこには一人の男性の幽霊が立っていた。
「あなたは・・・!?」
「僕かい?」
「僕の名前はトオル、たった今死んだばかりさ。」