直協機って機種があった
偵察、観測、連絡、輸送、爆撃とそれぞれ専用機を作れば
より高性能が望める用途を全部要求されれば
失敗しない方がおかしいのに直協任務と言い換えれば
上手くいくと思ったのか、そうでも思わなければやりきれなかったのか。

結局第二次世界大戦を経験してみると
最高の直協機といえるものでも航空優勢を確立した
場所ではなくては使えない事がはっきりした。

だからいつの間にかこの用途の為に作られた
飛行機と言うのも無くなってしまったけど
そんな飛行機が望まれた要因と言う物が消え去った
訳などではなかった。

練習機や民間用の軽輸送機の転用で充分使い勝手が良かった。
呼び方もFAC等と近代的になった。
回転翼機が実用化されて見るとまさにこの用途にはうってつけだった。
そう思ってみると最高に良くできたヘリコプターも
A級と呼ぶにはどこかはばかられるところがある気がしないでもない。