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最初のガンシップはAC-47。
AC-47の成功を受けて計画されたガンシップ・プロジェクトIIがAC-130、ガンシップ・プロジェクトIIIがAC-119である。
輸送機の左側面からの火力で地上兵を制圧しようという発想は、従来機の航過攻撃では最初の攻撃で散開した兵士を
再航過攻撃するのは極めて効率が悪く、旋回しながらの連続攻撃がより効率的とする考察から生まれたものだった。
1962年頃から限定的ながらベトナムに航空戦力を投入していた米空軍にとって、ジャングルに潜むベトコンを如何に
効果的かつ効率的に制圧するかが喫緊の課題で、1964年にその解決策として構想されたのがガンシップという新機種。
1964年末に改造C-47(FC-47と仮称)がベトナムに試験投入されて効果を確認、翌年からAC-47の本格運用が始まった。