>>383
だからぜんぜんこれと矛盾してるんだが?
陸軍が好んで南進を主導した事実はない。

開戦の年の1月の時点で、陸軍は対米戦を想定していない(米英可分)
南方作戦を5ヶ月で終了し、後は対ソ戦準備となっている。


『 16年1月16日、大本営陸軍部会議(陸軍省と参謀本部の会議)で、大東亜長期戦争指導要綱と
対支長期作戦指導計画を採択した。

杉山参謀総長が提案理由を述べ、田中第一部長が説明し、陸軍省の意見に基づいて修正したとした。
陸軍の大勢は「依然英米可分の考えをもっており」、田中部長は、

@日米戦争開戦の危険は「相当大なる」ものだが、「昭和16年内に本格的戦争に入るものとは想定して」おらず、
A南方作戦は5カ月で「一応概成」し、その後に「北方へ兵力を転用でき」、
Bソ連は対日戦準備に3,4カ月かかり、「二正面作戦の準備はできていない」ので、
南方作戦を開始しても、「政略上の運用に誤りがなければ、北方ソ連の出方に対処」でき、
C日満支を「骨幹」とする大東亜共栄圏は、「第一段階として仏印、泰を共栄圏内に編入」し、徐々に拡大するとした。

しかし、これは、「戦争指導力の弱体、陸海軍の対立」から国策として御前会議で決定することはなく、
あくまで「陸軍部内の『覚』」に過ぎなかった(『戦史叢書 大本営陸軍部』2、207−8頁)。』

http://www.jommon.net/a%20kaigunmondaiten.htm