>>374
奥宮の本に詳しいな、MI作戦時の主要幹部の健康状態が著しく悪かったとね。
作戦は平時とは違う異常事態の下で遂行されるので
その意思決定の要員の健康状態は重要である。
ここにも不運があった。
1攻撃総隊長を任されるはずだった淵田が盲腸炎で入院。
一番現実の空母戦戦闘の実際面を統括すべき彼が抜けたことで
赤城には四隻の航空隊をどう扱うべきかを一番知っている人間を欠いた
南雲の逡巡はこれに影響した可能性もある。
彼がなんとか上甲板に上がってきたのは第一次攻撃隊発信前で、
しかも司令部とは殆ど意思疎通をした様には見えない。
2南雲機動部隊の実質的な司令塔の源田参謀がの体調が悪化
一時は流行性感冒に近い状態になり、なんとか艦橋に上がってきたのは攻撃隊準備中で、それまで南雲との接触や事前の作戦検討を行った形跡が無い
3総司令官である山本五十六の健康状態が悪かった。
回虫を飼ってたらしく、腹痛に悩まされていた為
あのMI方面に敵の通信増大中、空母を含む可能性ありの転電での決断に微妙に影響したと思われる。

決断と言うと簡単な様だが、実は異常なエネルギーを要求する。
健康体ならいざ知らず、南雲司令部の頭脳の二人が半病人であったことは
考慮されるべきである

うろ覚えなので、多少細部は違うかもしれんが、
健康は大切よ?