>>847の続き
しかしながら『三和日誌』の6月4日の掲載記述には、
非常に興味深くかつ不思議な件があります。

「〜 夜に入りて機動部隊は、明早朝MI空襲の旨電報を出す。
被発見の端緒とならざりしやと恐れたれ共、出して仕舞へば致方もなし。
 天祐を信じて進む。」

私は『三和日誌』は未読ですので、この記述には驚愕しました。
そもそも6月5日ミッドウェー空襲は計画通りなので、わざわざ機動部隊から行動予定を発する必要は無い。
かと言って、三和参謀が個人日誌にわざわざ嘘を書く必要も無い。
(単純に三和参謀の事実誤認、あるいは海戦後の日誌改竄の可能性もありますが…)

さて、この記述は何を意味するのか?
同戦史叢書には、これについての考察・説明は一切ありません。