もし米国がアリソンの他に、フォードV12を実用化量産できていれば三流液冷国とは言われなかった
27リッターDOHC気筒あたり4バルブのクロスフローでマーリンとスペックは互角以上

米軍の空冷エンジン一本化を真に受けてフォードV12廃棄しなければ・・・
65トンの試作重戦車T29にすぐさま搭載したあたり軍の要請さえあればフォードとしてもV12を表舞台に出すことも
まんざらではなかったようだが
けっきょくのところ企業規模からして社員20人のアリソンの10万倍の戦闘力をもつフォードはそれゆえに経営も慎重になり
巨体故に巨額損失を恐れ軍の都合に振り回されてアリソンより優れたフォードV12エンジンを持ちつつ
自家ホームメイドエンジンつくることもままならず、軍の望む二流爆撃機など大漁生産して終わった

このてんは双子エンジンP75戦闘機など果敢に攻めるゼネラル・モータースの積極的な経営姿勢とは大きく違う