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コカコーラの「ジャングル・ユニット」なんか、どう?

WW2開戦と同時に、コカコーラ社の社長、ウッドラフ氏は言った。
「コカコーラ社は全力を挙げてアメリカ軍を支援し、すべての軍人が、
どこにいても5セントでコークが飲めるよう、あらゆる協力を惜しまない」。

いや、戦時だろ、タダで飲ませてもいいんじゃねーか?・・・はともかく、

コカコーラ社からは、正式の肩書はテクニカル・オブザーバー、
将校待遇の軍属だったため、ついたアダ名が「コーク大佐」が数千人送り込まれ、
WW2全期を通して、64箇所のボトリング工場を建設あるいは復旧し、50億本のビン詰めに成功している・・・のだが、

太平洋戦線でもコカコーラを供給するため、コカコーラ本社が開発したのが「ジャングル・ユニット」だった。
製氷機とディスペンサーを組み合わせ、軍の車両に乗せられるサイズにした機械で、
前線の兵士にも冷えたコカコーラを提供できるようになったのだが、

当時の米軍機関誌「スターズ・アンド・ストライプス」の表紙マンガに、
「え?コカコーラがないだって?」と仰天する兵士が描かれるほど、
アメリカ軍にはあって当然、欠かせないソフトドリンクになっていた一方、

たとえ太平洋戦線であっても、1本5セントを必ず取ったコカコーラ社、
くどいようだが、最前線でカネ取るなよ、と、思わないでもない・・・。