保守がてらにほのぼの(出尽くした感はあるけど)
>>零式水偵空戦記より

戦時中、ショートランドに進出した水上偵察機部隊。
秘密情報を聞きつけて、陽が下りてから銀蠅することに。
盗み出したのは、緒戦で撤退したオーストラリア軍の遺棄物資。
山ほどあったので一つくらいよかろうと盗み出したはいいものの、
木箱を開けて、中の缶詰を開いてみると白い茎のようなものばかり。
食ってみなければわからんと口にしてみるも食感も味も微妙。
こんなのいらんと捨て置いたところ、後に内地から派遣されてきた元商社かなにか
の軍属が、これまた遺棄物資をさらに遺棄し放置された木箱を夜な夜な訪れ、
「美食」を楽しんだという。
水偵の搭乗員たちは、聞きなれない「ワイトアスパラガス」という言葉にちんぷんかんぷんなのでした。