保守。

終戦直後、進駐軍専用列車には戦時を経てもなお、できるだけ程度のよい車両を充てることが、
旧鉄道省=国鉄のみならず、ほとんど全ての私鉄の共通項であったのだが、
京急だけは「バラック電車」戦災で焼けた電車に最小限の復旧を施した電車を充当していたという。

「お前たちが空襲で焼いた電車に乗ってみろ」という、反骨精神の現れだったのだが、
並行する国鉄線では立派な?進駐軍専用電車が走っていたこともあり、
進駐軍軍人の乗客はほとんどいなかったという。