882に絡んで、勤労奉仕の女学生さん指導担当の少尉とか軍曹となると兵隊相手にオイコラ貴様とやるわけにもいかず、
かといって資材が届かないとか停電などの関係で作業ができないときとかは弛まないように週1日は授業の日とか設定していく生活指導もなかなか大変な業務だったとの事

かといって、宿舎や工場の食堂で授業なんてすぐにできないものだから、重宝されたのが「和裁」の授業という建前
千人針はまっすぐ縫うだけだけども、作業着などの繕い、ほつれとりなどはいくらでもあるので、和裁の先生に来てもらって、自分の作業服やハチマキの手直しから始まり、
名前だけでは判らなくなるからと、虎の刺繍(千人針)や実家の家紋、自分の苗字にちなんだイラストを縫い込むのを進めるというか見逃すことも多々あったようだ

なお、イケメン少尉さんは女学生の餌食になって、腕章とかハチマキとか戦闘帽にお花やのらくろの刺繍、パッチワークをつけられ、工場長に毎週いじられて大変だったとの事