ゲッペルスはフランス知識人をひどく軽蔑していた

知識人とは自己評価のみが高いため自己の社会的地位に常に不遇感を抱いている
自分はもっと尊敬されるべきであり、特にその経済的な報酬が低すぎると常に不満を抱いている
故にその虚栄心をくすぐると伴に買収を持ちかけると実によく効く

チェコ併合からミュンヘン合意までの英仏に対する平和攻勢プロパガンダに
実によく働いてくれた、と軽蔑と皮肉をこめて述懐してる

独仏戦前後のフランス世論の平和主義はドイツの仕掛けた工作による面が強い
相手国の身動きを止めるためのプロパガンダを仕掛ける際には、その国の知識人へ働きかける
のが最も効果的だという実例で、とくに空想的な平和論を唱えるお花畑は大変に利用価値が高い