>>31
護衛艦艇に載せる人間の話だけでなく、司令部や教育部隊のスタッフの量、質を含めての話だぞ
船を動かす為にどれだけの教育と情報整理が必要なのかイメージしてみ

護衛艦に載せるのは予備士官、高等商船出身者ががんばったという話ではなく、そこに戦訓を反映させるためのシステム=リソースの話
>>13,>>14で触れた話を整理するのは司令部、陸上のスタッフの仕事ではないのか?
場合によっては、横須賀鎮守府の情報は護衛総隊にあがってきても、陸軍の船舶砲兵の情報や、第4艦隊指揮下の根拠地隊の戦訓を護衛部隊向けに必要な形で整理し配信し直す事
同時に海兵団での教育用スタッフの確保も重大な問題だよ

予備士官に言及するなら、そのコースに兵科(砲術、陸戦、航空、電測など)や主計の他に「教育」がある意味を考えてみ
高等師範や師範予科、場合によっては文学部国語や数学科の学生を海兵団や教育部隊の基礎教育用教員として選抜する必要があるんだぞ
それは護衛部隊に限った話ではないけれども、採用基準が大幅に下がった兵員の学力に合わせた教範類の読み替え、授業内容の変更、戦訓その他をマニュアル化するための作業だぞ



>>33
それ、大学生の前段階での予科練、少飛学校で先食いしているんだなぁ、、、
第一、高等商船は東京神戸両校で年あたり航海科60、機関60程度
事変拡大で強制的に半数を卒業時に即日召集かけていて航海30名、機関30名が限界、これでも海運業界では若手士官層の不足が激しくなって問題になっている
さらに護衛艦乗りだけでなく艦艇建造に伴う造船所での監督官といった海軍武官府のスタッフや、陸軍輸送部隊でのスタッフの需要も多いので人員的に余裕があるわけじゃない

三田一也の事例は当人の優秀さは基より、支那事変の特設砲艦に乗っていた際に負傷して、その後で陸上部隊のスタッフとして重宝され(前線帰りでかつ前線に回せない負傷療養組)、
同時に戦後に海兵出を排除した際に残せる唯一の佐官級という奇跡的な人事の賜物だから参考例にあげるにはちょっとイレギュラーにすぎるよ