ま、Bf/Me109が名機であるのは変わりない。

主な欠点としては、航続距離の短さと、
主脚のドレッド(間隔)が短く、着陸時に破損させやすかった位か。

航続距離に関しては、増槽で改善出来るが、
脚は主翼自体を新設計しないとダメだから大変。と、言いたいところだが、
Me109Gの艦戦型Me155は、新設計の拡大した折りたたみ式主翼と
内側引き込み式のドレッドの広い主脚を装備する予定だったので、
これをそのままMe109の高高度型に装備しても良かった。
というか、メッサーシュミットも実際にやろうとした。

ちなみにMe155は、建造再開した空母Gツェッペリンの完成が相当先になるということで、
(結局完成しなかった)開発中止になりかけたが、
Me側が新設計した主翼を転用した急降下爆撃機や
高高度戦闘機を開発する提案を軍に行い、
高高度戦闘機型の開発が認められたことで改設計されることになったが、
当初搭載予定だったDB605系エンジンよりも大型のDB603系エンジンを
搭載することになったので、
機体サイズも大型化してしまいMe109とは全く別の機体になってしまった。

さらにMeが多忙を極めた為に、開発作業がBV(ブローム・ウント・フォス)
に移管されることになり型式もBv155に変わったが、
そこでさらにP51を参考に新設計した層流翼の主翼と、
水滴型キャノピーを備えた与圧式コクピットの巨人機に変貌を遂げたため
益々開発が遅れ、結局実戦配備されずに敗戦を迎えたというアフォな機体。