安全祈願で飛行機エンジンに小銭を……5時間遅れ
http://jp.reuters.com/article/nato-defence-idJPKBN19J14H
上海浦東国際空港で27日、80歳の女性が安全祈願として小銭を飛行機の
エンジンに投げ入れたため、フライトが5時間以上遅れる事態になった。
中国南方航空が確認した。
女性は搭乗するため飛行機に近づいた際に、9枚の小銭をエンジンに
向かって投げた。警察には、「安全を祈るため」と説明したという。9枚の
うち実際にエンジンに入ったのは1枚だったが、乗客150人は降機させられ、
出発は5時間以上遅れた。
女性の行動を不審に思った他の乗客が係員に連絡したことから、警察が呼ばれた。
地元報道によると、女性は夫と娘と義理の息子と一緒に移動していたという。
中国南方航空はSNS「微博」で、「フライトの安全性を確保するため、
中国南方航空の整備担当は、エンジンをくまなく調べた」と発表した。
調べによると、エンジンに入った小銭は1.7元(約28円)相当。
「捜査の結果、『チョウ』という姓の女性は、安全祈願のために小銭を投げ入れた
と話している。女性の隣人によると、チョウさんは仏教徒だという」と警察は発表した。
最終的に機体の安全が確認され、予定より5時間以上遅れて午後5時52分に出発した。
騒ぎの情報は「微博」でかなりの話題になり、利用者の一人は「おばあちゃん、
これはカメのいるお祈りの噴水じゃないの」と書いた。
中国南方航空は後に、乗客は航空法規に従い、他の乗客の安全を損なうような
行動は避けるよう呼びかけた。