>>629
> 日本の海軍機で窓枠が多いのは景色が歪むと着艦しにくいからだとか

1970年前後に開発・配備された艦載機でもそこは変わってないというのが母艦パイロットの頑固さと言えるかも知れんね
F-14のキャノピーが同時代のF-15のそれに比べて枠が多い(特に真正面の部分を枠で区切って平面にしている)理由が
正に景色の歪みを嫌ったからだというのは、昔、F-14本(航空雑誌のF-14臨時増刊か別冊の類)で読んだ記憶がある

事実、次の2つの画像を見比べると、F-14がキャノピーそれも特に前方のウィンドシールド部分に関しては如何に保守的かが良くわかる

F-14A: http://www.marvellouswings.com/Aircraft/Fighter/F-14/Pic/F-14A-95-GR_160411_ESAM.JPG
F-15C: https://ja.wikipedia.org/wiki/F-15_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)#/media/File:F-15_Flies_to_Arctic_Challenge_(9824519766).jpg


1970年代ですら艦載機にとっての前方視界とその為のウィンドシールド部の平面性への強迫観念とでも言うべき絶対的な要求は上に見る通りなので、
それより四半世紀以上も前に作られた大戦中の帝国海軍の艦載機が窓枠を多用して景色の歪みを排除しようと努めていたのは当然すぎる話
ましてやP-51Dのような強度的にフレームの助けを必要としない全方位透明な樹脂製キャノピーを作る技術は当時の日本には全くなかったわけだし