対空ミサイル時代の一撃離脱は、
核兵器のような致命的な物を投下されないよう
組織的に爆撃機を落とす戦術だったから
戦闘機との遭遇は、想定外だった面がある
少なくともアメリカやソ連の領空内で、戦闘機同士が戦う状況は無かった。

中東戦争では、戦闘機が敵基地まで簡単に飛来しており
戦闘機同士でも会敵していた
そういうとき猛威を振るったのが格闘戦。
格闘戦の訓練を欠かさなかったイスラエル空軍は
パイロットが自分で状況を判断し、柔軟に動ける能力があった。
エジプト空軍などは、パイロットを育ててはいたが
パイロットの頭にあったのは一撃離脱のみで
積極的に襲ってくる敵に、どんな対応が必要なのか考える余地がなかった