16 話・戦艦大和神話 主砲9門で6発しか射撃できず?
http://blogs.yahoo.co.jp/naomoe3/40508369.html

もし仮に米国戦艦アイオワ級(40センチ砲9門)と1対1で大和が対決した場合
(仮にとしても常識的には大和級2隻に対しアイオワ級3−4隻ですが、、、。)
アイオワ級が40秒おきに9発発射するのに対し大和は先ず6発発射その20秒前後後に
3発発射、その60秒後に第二斉射で6発、そして3発の繰り返しになる。
もし砲戦時間が30分として理論上アイオワの主砲が
45斉射x9発=405発打てるのに対して
大和は
22.5斉射X9発(6+3)=202発程度となり完全に打ち負けてしまう。


何故6発の制限があるかというと日本海軍の大恥になるのだが
各砲塔で3問発射(つまり全問発射)すると砲塔や砲塔リングが破損する恐れがあったからだ。

(主砲発射の大反動をどこで受け止めるかというと砲塔リングと船体であった。)
(砲塔リングの直径を増やす等すれば船体も大型化するジレンマにはまる。)
(当時の日本戦車の情けない主砲も回転式砲塔に拘りすぎ長砲身化が遅れたと聞く。)

ちなみに大和以前の日本戦艦は全問同時発射が出来る。(扶桑級もヤバイと想像されるが)
日本海軍は「世界一の大きさ」「世界一の主砲搭載」に重点を置きすぎて実用性の欠しい
鉄の塊を造ってしまったようだ。
(ドイツ軍の列車砲も1時間に1-2発しか打てない使えない兵器だったが)
後知恵だがもし6発発射しかできないならば46センチより40センチ9門にして軽量化し

同じ機関で速力30ノットを狙うことも可能だっただろう。
又46センチ砲の場合でも2連砲塔x3基で計6問にすれば6万4千トンから4万5千トン程度
に収まり高速化も狙えたのではないだろうか。
私が気になるのは6発しか打てない事を造兵セクションの人達は設計段階から知って
「確信犯」として造ったのか?