>>497
>>498
>>510
>>512
前々から思ってたんだけど、タロチンの脳内設定ってのは、どれもこれも自分と仮想敵国には
たいへん都合の良い、そして現行の日本国自衛隊にだけは都合の悪い設定なんですが、特に
索敵/捜索/追尾っていう項目ではそれが異様なまでに徹底してるんですよね。
前に誰かが言ったけど、タロチンにだけはなぜか彼我の存在(位置と兵力)が丸わかりという
そう『大戦略脳』です。
だから【戦場の霧】という問題も彼の脳内には存在しません。
それ故に各種センサーの存在意義や問題点ってものが全く理解できていないんです。

たとえば毎度おなじみの『音響センサー』。
各国海軍が海中にいる敵潜水艦捜索用にソナーやソノブイを使っている理由は、ただ一つ。
そう、海中にいる目標相手ではレーダーも目視(加視光)も使えないから、他にマトモな
捜索手段が事実上ないから、否が応でもそれを使わざるを得ないだけ。

音響データを収集するために、(単に潜水艦の音だけではなく、海水そのもののデータも
含めて)どれほどのリソースを注ぎ込んでいるかなんてことは、彼の『大戦略脳』内では
想像することもできません。

陸戦でこれを頼りに戦争するとなると、ソノブイといい勝負のレベルで、ばらまいた位置と
収音マイクの向いている方角を厳密に掌握する必要があります。
そして、無数にばらまいたセンサーから集められた音響データを処理するためのリソースが
どれほどのものになるかなんてことを考えるとねぇ。
米帝さまがジャングルで敵の襲撃(特に夜襲)を警戒するために、現代版の『鳴子』として
使っていた収音マイクは、予め設置位置と方角をしっかり掌握した上で、しかも設置したのも
長距離砲やミサイル(MRLS含む)を使うような距離や面積ではないわけで。

もっとこれを掘り下げると、モサモサさんが仰っていた「考えることに向いていない」に
集約されちゃうんですが。