これまでネットにあがってきてる中華05式の航行画像を私の独断と偏見で判断する限りでは、
あの車体の航行性能は、どーも信用できんのですよ。
船舶でいうところの乾舷があまりにも小さすぎて。

重心点の問題から、重いエンジンやら砲塔部分を車体中心付近にする&没水部の長さを増やし、
水の抵抗を減らすために、車体前部をベース車体よりもかなり延伸してるようですけどね。

海面状況の悪いときに本格的な揚陸作戦実施する馬鹿はまずいないでしょうけどね、さすがに
アレじゃ、ちょこっとでも波が立ったら、即海没しちゃうんじゃないかなと?

前にトルエン大尉が、「ソ連(≒ロシア)製AFVの浮航性能は眉唾。河川渡河でも水面下に
予め没水橋を作っておいて、その上を走らせて撮影してる」なんてお話もあったでしょ?

タロチン式水陸両用歩兵戦闘車で、「中に仕切り板を入れた角パイプを取り付けて浮力確保」なる
トンデモなご高説(笑)を垂れ流してましたよね?
アメリカのAIFV歩兵戦闘車で採用されている防弾アルミ板の中にポリウレタンフォーム封入した、
スペースド・アーマー兼浮力確保用の大きなパネルをボルトかなにかで水陸両用装甲車に取り付け、
浮力を確保するってのはいかがなものでしょうか?
まさに「非探知率上昇上等! 正面面積拡大上等!」なのですが、波で海没するよりはマシです。
(やみくもに車体高を高くするよりも、こっちの方が多少なりとも無難な気がします)
最悪、敵前上陸が1回こっきり決行できればいいのですから、上陸後は特2式内火艇のように、
爆薬等で吹き飛ばしてしまうも良し、車内からの操作で機械的に着脱できるようにするも良し。
(安全性を考えると着脱式の方がいいかな?)

さすがに彼奴の主張するような車体幅を2.5m未満にするのは不可能でしょうが、演習その他で陸上を
走行or運搬するときは嵩張るパネルを付けず、揚陸作戦(演習含む)のときには取り付けると。

普通の車でも自分の運転する車の幅が変わるとなにかと勝手が悪いので、陸上の演習場ではちゃんと
パネルを取り付けて操縦させて、最大車体幅を体で掌握しておく必要はありますが。