アゼルバイジャンのドローンは、イスラエル製のハーピー2『ハロップ』で、実際には滞空型の対レーダーミサイルなんだけどな。
そしてイスラエルは、中東戦争における戦訓から、こうした対レーダーミサイルに豊富な実績があり、空中発射型に加えて、地上発射型も開発している。

今回の事例は、アメリカが湾岸戦争やイラク戦争でやった、攻撃機によるレーダーサイト狩り、ワイルド・ウィーゼルのそれ。
有人攻撃機と対レーダーミサイルによるユニットを、対レーダーの滞空自爆型ドローンによって代替したもので、別に奇手という訳でもない。

そして、安価なドローンが高価な対空兵器を翻弄した訳でもない。ハロップはかなり高価で高性能な兵器だし。