>>651/続き)
おまけ
この「つっかえ棒」について。
これ、補強の手法のひとつで、C-17でも採用されている。
セミ・モノコック構造で、縦通材:Stringerの静強度/疲労強度(主として静強度)が不足した場合、取るべき手段は、
1.Stringerの形状変更あるいは板厚の増加
2.座屈を防止する補強
のふたつ等がある。
で、C-17やC-2は、後者「座屈を防止する補強」として、テンションロッド≒「つっかえ棒」を採用した、ということ。
勿論、板厚の増加とテンションロッドの追加のどちらが優れているか、ORした結果の採用なんだけど、
こういうC-17でも採用されている一般的手法についての知識も無く、無いことを自覚した上での常識的考察もせず(あるいは出来ず?)に、

「つっかえ棒」

と言い換えてまでC-2を貶めるのは如何なものでしょうか?