>>295
> あとそもそも、フォードそのものは早期実用化を目指したフネなんかどうか?って話もあると思うけど、そこはどうなんだろう?

EMALSやAAGの他にも新規に採用した要素が多いから、海軍としても初期不良によるトラブルは覚悟していただろうが
これほどまでにトラブるとは想定外だったろうね

海軍はフォード級と交代して先代エンタープライズやニミッツ級初期艦を退役させる空母の更新スケジュールを立てて
議会等にも説明し予算を確保するのに尽力してもらっていたわけだから、
フォード級が多少のトラブルによる実戦配備への遅れは覚悟していたにしても、何年も実験艦的な扱いのままというのは
海軍にとっては完全な大誤算であることは間違いない

何よりもカタパルトや着艦拘束装置というCATOBAR空母にとって何よりも重要な装備に関して
議会筋から問題視され後続艦の建造に疑問符が打たれてしまうほどトラブルが長く続き未だに収束できないでいるという事態は
海軍上層部は信じ難い思いを抱いてるだろう

海軍はここ20年近く、新装備の開発・配備に関して重大なトラブル続きで開発キャンセルや配備の少数での打ち切りが立て続けに起こっていて
恐らく議会筋からの海軍に対する信用は非常に下落していると思われるが、その状況で海軍にとって最重要の装備品である航空母艦までが
船としては建造も終わり艤装も終わって引き渡されたのに、その船の最重要な搭載装備の技術的トラブルがいつまでも収束せず実戦配備に
就けないというトンデモナイ事態は、金を出す決定をした議会側の目にはどう映っているか、ということだよ

所詮は補助的な装備に過ぎないLCSが大トラブルというのと海軍の最大の目玉であり最重要装備でもある航空母艦が大トラブルというのとでは
全くレベルの違う問題だからね

フォード級の問題はズムウォルト級の時の失敗を繰り返しているように見える
つまり新たな装備が技術的に完成していないのに、見切り発車的に船の建造をしてしまったという失敗だよ
その結果、大変高額な建造費を使って使い物にならない船を建造しちゃったという失敗だ
(ズムウォルト級は見掛け上の艦種がミサイル駆逐艦(DDG)であるのとは裏腹に、実態は単なる駆逐艦(DD)だからね)
こんなこと繰り返してたら海軍は議会から完全に信用を失うよ