>>44
米軍は零戦との格闘は避けるように指導してたから格闘の例は少ないのが当たり前
http://www.wwiiaircraftperformance.org/japan/ptr-1111.pdf
日本のパイロットもなかなか格闘させて貰えなかったと証言してる

当時の機体じゃスティープターン1回で速度ががた落ちなんで高速で格闘は無理
あいてがスティーブバンクした時点で相手の鼻先に銃撃すれば弾が当たる可能性があるし
そのままターンすれば減速するのが分かってるんでこちらが優速なら追従せず上昇がセオリー

Gスーツで下半身を締めるとG耐性が上がるのは脳に行く血流が減るのを抑えてるからで
元々心臓と頭が近い小柄な人は大柄な人より耐性が高目
当時の日本人は欧米人よりかなり小柄なんで当然平均的にGに強かったと推測できる

それから速度が上がると昇降舵が重くなるのを勘違いしてるようだが
普通の航空機は重心のすぐ後ろに揚力点があって尾翼で押し下げる事でバランスを取ってる

片方の腕が長い釣り合い人形みたいなもんで長い方の腕を持って傾けるのが簡単なように
速度がいくら出ても簡単に傾きを変えられるし逆に速度が上がると操作に過敏になりすぎる

では何で重くなるかというと航空機は翼の生み出す揚力を機体のピッチと速度を変更する事で
水平に飛行できるわけだが飛行中に常に操縦桿を引き続けるのは疲れるからピッチトリムで調整してる

ニュートラル以上のトリムになる高速だとエレベータがタブで押し下げられてる
その状態で操縦桿を引けばタブがエレベータを押し下げる力に逆らって引き上げようとするから
どんな機体でも操縦桿が重くなるわけ

零戦みたいに高揚力の機体だとニュートラル以上で欧米機よりトリムを大きくしないといけないんで
その分力が要るがニュートラル以下から降下加速してもピッチトリムに逆らわないんで速度が
出てても軽く引き起こせる

どれも航空機について初歩の知識があれば分かる話