>>138
ロシアがドイツに宣戦しない、というのは、
現代で中国が尖閣諸島を武力支配しても、米国が日本に味方せずに黙認する並みのレベル。
1914年当時、ロシアはセルビアの独立を保障しており、セルビアに対して宣戦布告がなされた場合、
その国に対して宣戦布告することを公式に表明していた。
そして、当時のロシアは日露戦争に敗北した結果、国威が大幅に低下しており、好戦的な状況にあった。
(オーストリアがセルビアに宣戦するのを、ロシアが黙認しては、大国の地位を失う危険があった。
大国というのは、その国が介入したら、小国はその国がいうのをきく、という地位にあることをいう。
その点からいえば、日本は太平洋戦争後は、ずっと小国に過ぎない。)
だから、オーストリアがセルビアに宣戦布告した瞬間、ロシアはオーストリアに宣戦布告し、
ドイツはロシアに宣戦布告、必然的にフランスがドイツに宣戦布告というのは、当時の欧州首脳は皆、分かっていた。
だから、パターン1はありえないレベルだと思う