>>668
667ではないが一般論で・・・
潜水艦の予備浮力は
完全複殻>>部分単殻(部分複殻)>>単殻となっている。
簡単な見分け方として
完全複殻は耐圧殻が一切表面に露出していない。(例はるしお以前の海自潜水艦)
部分単殻
雑誌なんかに概略の透視図が載っているのでそれを見れば判りやすいのだが
耐圧殻の露出部分の直径が大きく
耐圧殻の前後で「明確な段差があっって」耐圧殻の直径が小さくなっている。(おやしお以降の海自潜水艦)
単殻
これも透視図が判りやすのだが
耐圧殻の直径が前から後ろまで一定の円筒になっている(当然先端と後端は丸まっているが・・)
例えば
http://livedoor.blogimg.jp/cocoalter95/imgs/f/c/fce03dd1.jpg
(今ググって最初に出た画像)
ドイツ214の透視図だが耐圧殻が一定なのが判る。

各々の採用理由だが
まず複殻はずば抜けて予備浮力が大きくなるので当然抗たん性が高くなる。
海自が長い間完全複殻に固執しているのはまさにこの理由

対して単殻は予備浮力に対しては恐ろしく不利なのだが
「船体を小さく出来る」という無視できない利点がある。

外野の素人は全体が巨大になればなるほど強そうで喜ぶが
実際の設計者は今も昔も「防御を含め要求性能を満たしつついかに小さく設計するか」に腐心している。
潜水艦が巨大になればなるほど浅い海域での運用が難しくなるので単殻の採用は多い。