【米乱射、計画的犯行か】
―部屋に銃23丁・照準器―

(長略)ラスベガス警察等の会見によると、実行犯と断定されたスティーブン・パドック容疑者(64)。前科はなく、国際テロ組織との関係も有していない。
大通りに面したカジノホテル32階の部屋から通りを隔てて斜め向かいで開催のコンサート会場に向けて銃を乱射。警官隊が部屋を爆破解錠し突入する直前に自殺を図ったとみられる。

警察発表によると。容疑者は23丁の銃をホテルの部屋に持ち込み、銃撃の為に部屋の窓が割られており、ライフル2丁には照準器が付けられ、三脚が据え付けられていた。
またラスベガスから約130km離れた容疑者自宅を捜索し、銃19丁と数千発の銃弾、爆発物等を押収した。
同警察のロンバルド保安官は容疑者の交際相手で当初から参考人として行方を追っていたアジア系女性が現在は東京に滞在氏ている事を明らかにし、帰国次第事情聴取する方針だという。

『朝日新聞』03(火)夕刊・1面 執筆:金成隆一、宮地ゆう http://www.asahi.com/