>>42
軽空母にカタパルトは積めないよ
重量的にも蒸気あるいは電力の供給能力的にもね

そもそもカタパルト2本も持ち斜め甲板(アングルドデッキ)を保有する空母、つまりCATOBAR空母を「軽空母」とは呼ぶ人間は、君以外では恐らくほとんどいない
(君のスペックには明記はされていないが斜め甲板を持ってるのだから着艦用の拘束索(アレスティングワイヤー)装置も装備していると考えるのが妥当だろう)

軽空母というのは単なる排水量や全長のような船体サイズで決まるものではないんだよ
軽空母はCATOBAR空母に比べて航空艤装が省略されているものを指す

最初に省略されるのはカタパルト、次に省略されるのはアレスティングワイヤーおよび斜め甲板だ
多くの場合、この両者が省かれてせいぜいがスキージャンプ使用または平甲板上の滑走で離艦するSTOVL機とヘリしか運用できない簡略化空母を軽空母と呼ぶ
カタパルトは装備していないが斜め甲板とアレスティングワイヤーを装備している遼寧のような制限されたCTOL機の運用能力を持つ船は通常は軽空母とは呼ばない
つまり軽空母とはCTOL艦載機の運用能力を持たない空母だと定義しても良い

だからQEUは排水量は立派だが発着艦できる航空機のクラスを決定付ける航空艤装で考えれば現代的な軽空母の典型であったインビンシブル級と同じく軽空母に分類される
STOVL艦載機しか運用できないからね

逆に、シャルルドゴールは排水量はQEUよりも少ない小型の船だがCTOL艦載機をカタパルトと斜め甲板で運用できるCATOBAR空母なので軽空母には分類されない

繰り返すが「軽空母」の「軽」は単に「軽い=排水量が小さい」ということを表しているのではない