カーボンナノチューブの使い道が新たに爆誕!

http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2017/pr20170612/pr20170612.html
カーボンナノチューブを用いた塗料で電磁波遮蔽

99.9 %以上の電磁波遮蔽能を持つ塗布膜を、カーボンナノチューブを用いた水性塗料で実現
耐熱性が高く、長期安定性に優れ、曲げに強く、複雑形状部や可動部でも使用可能

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現在の一般的な電磁波遮蔽塗料の一つは、金属(銀(Ag))系塗料であり、この塗料の主成分はAg粒子、
Ag粒子をつなぐバインダー樹脂、有機溶剤である。電磁波遮蔽能には優れるが、
有機溶剤には他の物質を溶かす性質があるため塗布可能な基材が制限されていた。
また、カーボンブラック(CB)粒子と水を用いたCB系塗料も開発されているが、電磁波遮蔽能が低いという課題があった。
(中略)
バーコート法、スプレー法のいずれの方法の塗布膜でも、測定領域で30 dB(99.9%)以上の電磁波遮蔽能を示し、
実用上必要な20 dB(99.0 %)以上の電磁波遮蔽能を持っていた(図3)。
さらにこれらの塗布膜は耐熱性にも優れており、膜厚が薄いバーコート法を用いて形成した塗布膜でも、
180 ℃で24時間保持の加熱試験後も、加熱試験前と同等の電磁波遮蔽能を維持していた(図3 赤点線)。
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ステ○ス塗装に最適!(電磁波が船体や機体の内部に入って散乱して放射されるのを防ぐ)