あとは、航行中の艦船は母港に何時まで帰れという指示と、現地部隊は米英軍の進駐の受け入れを準備しろという指示の2つが出ていたことも注意
艦船は独立しているので本土に帰るのだけれども、雑役船のうち鎮守府や警備府の港務部に所属するものは、陸の組織の備品だからね
なので、混乱状態での内地帰還に至らずに、進駐軍受け入れの指示が来たら、鎮海警備府の船は勝手に佐世保に帰る事はないし、鎮海に戻って仕事をするわけ

それに、警備府は鎮守府の隷下ってのも勇み足な話で、人事などの軍政事務はぶら下がっている部分は多いけれども、軍令なんかは独立しているから、枠内で好き勝手動けるというわけでもない
<鎮守府から独立行動できるように権限を与えるから警備「隊」でも根拠地「隊」でもなく、警備「府」に格上げしている