砲塔を減らして速度向上を含む性能アップを図った改装はイタリアで実例がある
また、R級戦艦の最後の2隻の主砲塔を1基減らして、巡洋戦艦として完成させたイギリスの例もある
だから、火力は戦艦の命でもないし、実際に改装することも可能ということ

ただ、日本では、ダンケルク級対抗というイタリアのような事情がなかったし、すでに高速の金剛級があったから、既存戦艦を改装して高速化するというアイディアが生まれなかったのは、官僚の発想が乏しかったというだけのことで残念
アメリカは金剛級対抗のためアイオワ級を作る手間を惜しまなかった

戦争が始まって見ると、案の定、劣速の扶桑級伊勢級は二線扱いされて活躍の機会なし
結果的に、扶桑級と伊勢級は、PQ砲塔を下ろしてイタリアみたいに性能アップを図ったほうがよかっただろう
だいたい、超弩級がPQ砲塔を乗せてる時点でデザインが独特過ぎる
砲塔跡に機関を増やさなくても船倉にしとけば、北号作戦でもっと多くの物資を運べたはず