浮力材充填の件は知らないが、大和型の舷側装甲の取付が水中防御の弱点になったことについて、>586氏が
>装甲の繋ぎ「を」リベット打ちにしたので、大和型は防御が弱くなったんだよ
と言っていることは正しい

もう少し正確に言えば、大和型は舷側装甲を一体で作れず上下分割して取り付けたが、上下の境目部分に、上下受け材を配置した
上部装甲の受け材と、下部装甲の受け材をリベット固定にしたため、上下装甲のズレを受け止めるのは両受け材を繋ぐリベットの剪断抵抗力だのみだった

トラックでの魚雷命中時、上部装甲が内側に押し込まれ、装甲自体は反動で元に戻ったけど、上下受け材を繋いでいたリベットが剪断されて、上下装甲の連結が壊れて浸水原因となった

これの改善策は溶接ではなく、受け材を上下分割せずソリッドな鋼材の断面で構造的に受け止めるべきだった

以上は、大和建造時の呉工廠設計主任の牧野氏が書いた日米戦艦比較論より
これは、日本艦貶めとかヒイキなどというレベルを超えた基本文献だから、読んでおいたほうが良い

牧野氏は比較論のなかで、大和型の上下アーマーの継手がアキレス腱であり、受け材の支持をリベットに頼ったことが弱点と明言している
リベット対溶接の話ではない