>>215
本編では東米海軍に関する記述が皆無なのだから、ここで述べた東米海軍絡みの事柄も所詮は
勝手な推測の域を出ませんが、当時のドイツ帝国の立場からすれば、東米から供出される兵力や
資源工業力が無ければ到底戦争を遂行できないから(特に北米戦線で)、徒に高慢な征服者として
東米人のプライドを踏みにじるような真似は政治的にも占領政策的にもプラスにならんでしょう。

特にかっての南北戦争の遺恨が消えておらず、有色人種嫌いでナチズムに好意的な南部の
白人層らは政治的に優遇してドイツ側に取り込む必要性があるから、彼らの機嫌を取れるような
手は幾つか打っておく必要がありますが。

その政策が部分的に実を結んだゆえか、第三次大戦が事実上ドイツの判定負けで終わり、
ヒトラーが死んでドイツ帝国の枠組みが揺らいだ後も、東米はドイツを見限る事なく、戦後も
長らく親ドイツ陣営の主要国であり続けたのですが。