RSBC秘録に収録の第一次ユカタン沖海戦では、開戦劈頭にノーフォーク港に閉じ込められて反応弾で大損害を受けたはずの
戦艦ワシントンがその後どうやってノーフォークを出港して西米海軍に合流できたのか謎??

とか少し前の書き込みで言われていましたが、ワシントンと共に巡洋戦艦(大型巡洋艦)アラスカも参加していました。

アラスカは史実世界でも余り重要性の高くなかった艦で、6隻建造予定を2隻で打ち止めになり、目立った戦歴もありませんでした。

そんな艦がどうやって1941年以降のウィルキー政権による大軍縮を生き残れたのか?
と疑問に思いましたが、その辺をコジつけるとすると、

・サウスダコタ級やアイオワ級戦艦と共にアラスカ級もウィルキー政権下でまとめて建造中止にされる
・そのままアラスカ級も建造途中のまま解体されるはずだったが、日本との関係悪化でやや状況に変化が

・このままほぼ全ての建艦計画を中止してしまうと、増強著しい日本海軍との戦力格差が更に広がってしまい、
 「太平洋の制海権を日本に奪われかねない」と西海岸の議員や企業から突き上げが
・彼らの尻馬に乗った海軍は、対独融和を掲げるウィルキー政権下ではドイツを刺激する大西洋方面の
 軍拡は無理でも、太平洋の対日軍拡なら限定的に認めるとの言質を取り付ける

・そして日本では高千穂級戦艦や新型の装甲巡洋艦の建造が進み、ドイツでもシャルンホルスト級巡戦に続く
 O級巡洋戦艦が建造された事で、建造中止のまま放置されていたノースカロライナ級やアラスカ級の建造が
 再開されてどうにか完成に漕ぎ付けた。

という流れだったかもと妄想してみるテスト。

本編第1巻でも開戦直前のマーシャルとアイゼンハワーとの会話に
「我々(陸軍)は海軍ほどあの軍縮をうまく乗り切れなかった」
と悔しがる下りがあったから、海軍が対日戦を口実にある程度の建艦計画の復活折衝に成功した事を差して
いるんじゃないかと想像してみる。