ミサイル防衛用の迎撃ミサイルの運動エネルギー弾頭は戦車砲弾APFSDSのような
タングステンや劣化ウランのような硬い金属の棒ではない。大部分がアルミ合金か
チタンによる空洞の多い構造物だろう。もちろん、非常に高い運動エネルギーがあるため、
衝突時には運動エネルギー弾頭が熱で溶けるだけでなく、北朝鮮の弾道ミサイルの
核弾頭の鋼鉄の一部も溶けたり破損したりするだろう。しかし、迎撃ミサイルの運動
エネルギー弾頭と北朝鮮の弾道ミサイルの核弾頭がくっついて合体せねば、
迎撃ミサイルの運動エネルギー弾頭の運動エネルギーの一部しか北朝鮮の弾道
ミサイルの核弾頭の鋼鉄の外郭の破壊エネルギーには転化しないであろう。その場合は
核爆発の可能性も高い。また、くっついて合体しても破壊されるまでに核爆発する可能性も
排除できない。