>>330 ( >>340 の続き )

以下は憶測なので、そうだと断定するつもりはない。単なる可能性としての言及である。

穿った見方をすれば、そもそも、もし仮に、本当の原因が北朝鮮やアメリカ国民に
知られたくない原因なら正直に公表したのかという疑問がある。

たとえば、数日内に標的弾道ミサイル発射・迎撃試験をするとイージス艦のJohn Paul
Jones号に通達し待機させておいて、時刻を秘匿して標的弾道ミサイル発射したと
すれば、ロケットは長さ10m以上なのでレーダーに捕捉され易いが、弾頭は1m程度なので
弾頭切り離し直後に見失った可能性もある。実際、北朝鮮が7月4日に発射した「火星14」の
最高高度は日米ともに正確には把握できていなかった。

そういうわけで、見失った弾頭を再捕捉後に入手データ不足で低軌道衛星と誤認した
可能性もある。万が一、そうなら、人為的ミスというよりレーダーの能力不足だ。

実際、過去にはスカッドのように弾頭切り離さない旧式の弾道ミサイルを想定した
実験をして「成功」にカウントしていたようなので、レーダーの能力不足の可能性も
排除できないと思う。

wikipedia「RIM-161スタンダード・ミサイル3」の「批判」項目参照。
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/RIM-161スタンダード・ミサイル3
>その一方で、一部の政治家やメディア、専門家の間ではSM-3の実効性を
>疑問視する意見もある。2010年5月17日にニューヨーク・タイムズは、
>公表済みの映像データを検証した結果、ミサイル本体は破壊されているが
>核弾頭は能力を失っていないものが多く、実際の成功確率は10から20%程度
>であるとする専門家のコメントを掲載した。
>同記事中において、コメントを求められたアメリカ国防総省はこの結論は
>根本的に誤りであるとしているが、対象となる10回のテストの中で4例については
>模擬弾頭を搭載していなかったことを認めたとも記されている。