ともかく、「火星14」発射の数時間後に「2500キロを大きく超える高度に到達」と
発表したのは、高度2500kmまで捕捉し再捕捉が高度2500kmというより、再捕捉は
高度500km未満だろうという事だ。落下時に高度1000kmで完全に再捕捉できていれば
最高高度は誤差10km以内で逆算可能なので、高度2800km以上なのに「2500キロを
大きく超える高度に到達」などという大雑把な表現しかできなかったのは再捕捉高度が
500km未満だという証拠だ。

尚、アメリカも北朝鮮が最高到達高度を発表するまで一段式ミサイルとの認識を
しており、数時間後の北朝鮮の発表後に二段式だったと認めるくらいなので、アメリカも
高度1000km以上の捕捉はできていなかったと考えられる。

ちなみに私は5月14日の「火星12」発射時にも日米がレーダー捕捉できてなかった疑いを
危惧して指摘していた。やはり私の危惧が的中したのだ。