>>565
>ディプレスドが実施できるのは超低高度長期周回実験を最近実施した米だけ。


ディプレスト軌道は、短い距離なら、比較的簡単だ。
もちろん、北朝鮮の火星14ミサイルは発射時は鉛直上方へ発射してるので、姿勢制御が
必須だが、ハード的には可能と思われる。もちろん、試射による経験は必要だろうが。

問題は、ICBMや超低軌道衛星のように長距離・長時間の飛行の場合の超低軌道では
希薄ながら大気の抵抗による減速を補う加速で、年内に発射が予定されている日本の
超低高度衛星技術試験機 ( SLATS ) では微小推力ながら超長時間噴射可能なイオン・
エンジンが搭載される。推力調整できない固体燃料ミサイルでは噴射が短時間で困難
だが、北朝鮮の「火星14」はイオン・エンジンには遠く及ばないものの出力調整が容易で
固体燃料よりは長時間噴射ができ無重力換算で4.2G出力で300秒噴射可能と推定され
噴射中に700km以上の飛行が可能なのである。すなわち、「火星14」をICBMとしてでなく
近距離の日本各地を狙う場合なら噴射時間的にはディプレスト軌道可能なのである。

次の問題は耐熱であるが、次のコメントで述べる。