北の核実験の爆発力は政治的に過小評価されている可能性が高い
2016年9月の核実験による地震は気象庁発表でM5.3、CTBTO発表でM5.1
これを韓国の発表では10ktと推定

地震のエネルギーで低い方のM5.1を採用しても10ktなら地震動への変換効率は6.7%となる
一方ネバダ州の砂漠で行われた104ktの地下核実験での変換効率は0.19%(地震はM4.75)

地下核実験での変換効率は硬い花崗岩であっても1%とされており、6.7%は高すぎる
ましてM5.3を採用すると変換効率15.9%というメガトン級水爆での核実験を超えるあり得ない数字になる

またMの推定値の段階で各国発表値に最大3倍程の開きがある上、核実験場の構造によっても同様の誤差が出る
これらを勘案すると推定値は5-100ktまで非常に大きな幅にならざるを得ない
この幅の中でギリギリの下限値を政治的に発表していると見ざるを得ない